政策集

私たちが変える

2015政策集「覚悟」

 地方政治は住民から選挙で選ばれた首長と議員によって構成される、いわゆる「二元代表制」で行われており、首相が国会議員から選ばれ、与野党を形成する「議院内閣制」とは異なる政治体制で運営されています。そこに求められる議会の役割は、行政施策をチェックするのはもちろんですが、住民により近い立場を活かして、よりよい政策を提案、実現し、住民福祉の最大化に向けて取り組むことにあります。

 しかし昨今、議会や議員の資質を問われる事例が起きており、住民から向けられる視線は非常に厳しくなっています。私たちはこの事態を重く受け止め、議会や議員のあり方を再認識する必要があります。

 ふじのくに県民クラブはこれまでも「未来カフェ(2007)」、「お約束(2011)」を作成し、静岡県議会における政策集団として活動してきました。しかし、上記のような状況を踏まえ、より一層の厳しさを自らに課し、県民満足度の向上に資するため、今回、新たな政策集「覚悟」を策定いたしました。

 これまでの政策理念である「命」「豊」「人」はそのまま継続し、人口減少など新たな課題を踏まえ「礎」を加えた4つの理念のもと14の重点政策を設定し、年度毎の取組テーマを掲げ、成果を意識した取り組みを進めることにいたしました。
ただ、従来の政策は総花的になりがちで、また実施主体が執行部のため進渉状況は把握できますが、議会としての成果を示すのは困難でした。そのため、議会の権能を最大限に活用できる「条例」づくりを核にして、政策実現に取り組んでいくこととしました。

 政策の推進にあたっては、これまで以上に会派としての活動を強化し、県民のみなさまとの双方向コミュニケーションを図っていきます。
私たちふじのくに県議団は、生活者、納税者の立場で、未来につなぐ静岡県を創るために、真に県民のみなさまのお役に立つ会派として活動してまいります。

覚悟