議会報告

令和元年12月定例会

あおり運転に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書

(令和元年12月20日可決)

提出先

  • 衆議院議長
  • 参議院議長
  • 内閣総理大臣
  • 総務大臣
  • 法務大臣
  • 国家公安委員会委員長

本  文

平成29年6月、東名高速道路上で、いわゆるあおり運転を受けて停車させられた車両にトラックが追突し、静岡市内の夫婦の命が奪われた事件以降、あおり運転による悪質で許しがたい事件が全国で相次ぎ、社会問題化している。 しかしながら、現行法においては、あおり運転に係る明確な定義がなく、あおり運転そのものを罰する規定もない。このため、道路交通法の車間距離保持義務違反や刑法の暴行罪等に基づく取り締まりが行われているが、その悪質性に鑑み、あおり運転そのものの厳罰化を望む声が高まっている。
一方、令和元年8月に発生した茨城県内の常磐自動車道におけるあおり運転をはじめとして、被害者の車両に装着されたドライブレコーダーの映像が事件の捜査の一助になることも多く、証拠保全や抑止効果にその有効性が期待されている。
あおり運転は、車両を運転する誰もが巻き込まれる可能性があり、死亡事故や傷害事件など、重大な事故等につながりかねないため、根絶に向けて抑止効果の高い対策を講じる必要がある。
よって国においては、あおり運転の厳罰化とさらなる対策の強化を図るため、下記の事項に取り組むよう強く要望する。

  • 道路交通法の改正等により、あおり運転の規定を新たに設けるとともに、厳罰化については、危険運転を行った場合のみでも厳しく処罰される海外の事例なども参考としながら、実効性のある法制上の措置を早急に講じること。
  • ドライブレコーダーについて、導入による効果の啓発や導入を支援する制度の充実など、普及を促進するための措置を講じること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。